内側も、外側も大切に
何か変化を起こしたくて、企画を動かしていくならば、内と外。誰も傷つけず、反動がなく本質的に変わっていくプロセスについて。
あるプロジェクトの、子どもの教育業界への発信部分についてご依頼をいただきました。
どんなお仕事でも、常に意識しているのは、ある世界や業界の中にいて、長い間実践を重ねてきた方、という内側と、
新しい風を吹き込むような、視点、時代に合わせていこうという動き、という外側の、
どちらも大切にされることです。
内側の方は、外側から見ると、もしかしたら時代に合わないように見えるかもしれません。でも、その時に全てを刷新するのではなく、普遍的な価値のあるものを磨きあげたり、少しアプローチを変えることで、保っていくことが大切だと思っています。
何かを否定したり、壊したりする方法は、必ず反動が起こったり、新しく生まれた方法を再び否定することになるので、Aに変わったら、またBに変わって、また再びBに変わるという繰り返しになりやすいです。
そうではなくて、Aも包摂したBになり、AもBも包摂したCになっていくほうが、誰も傷つかず、変化し続けていけるはず。
ご依頼をいただいた教育の話しに戻りますが、、、
リサーチをしていたわけではいのですが、ある新しい教育の事業について、偶然目にすることがありました。今までとは違う、さわやかな活動をしよう、という、その意図はわかるのですが、今までの歴史や前提、それから今の現実の姿を踏まえていないと、どうしても、熱量や説得力がどこか欠けているように感じてしまいます。
というのが、半分教育業界の内側に居て、もう半分は外側にいる私の感覚でした。
多分、教育に長年従事してきた人は傷つくだろうな〜と。
今までの実践と研究とを労うような、その価値が外側にも伝わっていくような、そんな大事なお仕事として、取り組んでいきたいと思います。
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